心の苦しみに寄り添ってきた女性医師が、仏道に踏み出すとき
― 九州ご在住の精神科医の方が、得度されました ―
静かな心持ちで、ひとつの新たなご縁が結ばれました。
このたび、九州地方にお住まいの女性精神科医の方が、聖徳派の僧侶として得度を果たされました。
医療現場で日々、さまざまな心の悩みに向き合う日々。
ときには「治す」ことの難しさに直面し、「寄り添う」ことの限界に葛藤しながらも、懸命に患者さんに向き合ってこられたそうです。
そんな中で、ご自身がかつて経験された深い苦しみの時期に、仏教の教えと出会われました。
とくに、お釈迦さまが説かれた「四諦八正道」に強く惹かれたとのこと。
「苦を手放し、巧みに生きる方法」としての教えが、次第に日々の実践のなかに息づいていったそうです。
🕊 教えを伝える側へ
やがて、「この教えを次の世代へ伝えたい」という想いが芽生えました。
特に、子どもたちの心に優しく届くような形で、仏教を伝える活動に関わりたい──そのような願いを抱かれ、僧侶になる決意を固められました。
得度式の際、袈裟に身を包まれたその姿は凛としていながらも、
どこか涙を湛えたような眼差しが印象的でした。
🧘♀️ 修行中の学びも真摯に
伝授の際も、教義の理解は早く、特に実践においても丁寧さと集中力が光りました。
精神科医としてのご経験が、仏道修行にも深く結びついているように感じられました。
これからは医師としての歩みに、仏道が優しく重なっていくことでしょう。
ご本人の願いの通り、多くの人々の心に、仏さまのあたたかな光が届くことを、心より願っております。
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