聖徳派について

岡山県にあります心和寺(真言宗の単立寺院)が管轄する一派です。
弘法大師(空海)と御釈迦様の教えを基に信仰心を育み、深めていく教育基盤を作っております。
衆生に最も近い立場で皆さまに手を差し伸べる僧侶集団であることを心がけ、
1200年の伝統を重んじる真言陀羅尼宗(真言宗)を継承しています。
 
仏教は2500年程前にお釈迦様が悟りを開いたことから始まり、
弘法大師(空海)が仏教「密教」の教えを日本へ広めたことが真言宗の始まりです。
真言宗は正式には真言陀羅尼宗といい、長い年月を基に形を変えながら沢山の僧侶によって継承されております。
聖徳派では仏教・真言宗を広める活動の内の一つに弟子の育成をしております。
近年はテクノロジーの進化が著しく情報化社会となっております。
聖徳派は情報化社会の良さも生かし現代に合う形、かつ伝統的な手法で継承しております。

住職について

悠心 出家理由、出家~修行~現在

 
僧侶になる前は、会社経営をしていました。
会社もすこしずつ拡大し、従業員も増え始め多忙を極めていた頃
ある会社から裏切られ、失意を経験しました。
同時期にガンを引き起こし切除の手術も経験しました。
物事の捉え方で病を引き起こしてしまったように感じ、
自らが背負い込んでいたものの多さに気づきました。
そこで自身を見つめなおすために瞑想道場で瞑想を始めました。
そのことがきっかけで私にとって仏教がぐっと身近な存在になりました。
瞑想をはじめ、仏教に触れ、自身を取り戻す感覚が芽生えました。
瞑想を続けるにつれ、
過去の私のように辛い思いをされている方に寄り添い力になりたいと思うようになっていきました。
そんな最中、在家出身のきさくな住職に出会い、僧侶となる修行の機会を得ることが出来ました。
 
寺での修行の日々は決して平坦なものではありませんでした。
僧侶への道を諦めそうになったことも。
しかし、「過去の私のように辛い思いをされている方に寄り添い、力になりたい」と自らを奮い立たせ厳しい修行に励みました。
お釈迦様やお大師様が説かれた仏教や真言密教の教え・智慧(正しく物事を判断する)により衆生は救われると信じています。
その教えを説く一人の僧侶として、皆さま一人一人の「心の拠り所」になれるような寺でありたいと日々精進しています。