すべてが一度、終わったように感じた日

すべてが一度、終わったように感じた日

―― 崩壊と再構築
筆者:住職

💭 人は、ある日突然、
「もう終わった」
そう感じてしまう瞬間に出会うことがあります。

💭 自分の居場所が、急になくなった気がしたとき
💭 信じてきたものが、音を立てて崩れたとき
💭 もう頑張れないって、自分で気づいてしまったとき
💭 元の自分には、もう戻れないと分かったとき
💭 この気持ちを、誰にも話せないと思ったとき

それは、誰にでも起こりうる
人生の転機です。

今日は、そんな
「すべてが一度、終わったように感じた日」
について、住職として、
そして、ひとりの人間として、
静かにお話ししたいと思います。

⚡ 崩壊は、ある日突然やってくる

多くの方が、入門相談の中で、
こんな言葉を口にされます。

「ここまで積み上げてきたものが、一瞬で崩れました」
「自分の人生は、間違っていたのではないかと思いました」

それまでの肩書き。
役割。
立場。
人間関係。

それらが同時に崩れると、
人は “自分自身”まで失ったような感覚 になります。

仏教には、
「無常(すべては移ろう)」
という言葉があります。

けれど、頭では分かっていても、
実際にその渦中にいるとき、
そんな言葉は、
何の慰めにもならないものです。

🌱 再構築は、静かに始まる

人生の再構築は、
派手な成功や、劇的な変化から始まりません。

  • 朝、きちんと起きる
  • 仏前で手を合わせる
  • 呼吸を整える
  • 今日一日を、どう生きるかを考える

修行とは、
「新しい自分になる」ことではなく、

「本来の自分に戻っていく」道です。

多くの方が、
喪失や挫折を経て、修行に入られます。

それは、逃げではありません。
むしろ、
人生に正面から向き合おうとした結果です。

🧘 住職として、ひとつだけお伝えします。

「もう終わった」と感じるのは、
人生が間違ったからではありません。

それは、
ここまで、必死に生きてきた証です。

🚪 崩壊の先にしか、出会えない景色がある

すべてが一度、終わったように感じた日。
それは、人生の終わりではありません。

別の始まりの入口です。

この道場は、
完璧な人のための場所ではありません。
成功者のための場所でもありません。

人生のどこかで、
つまずき、失い、立ち止まった人が、
もう一度、自分の足で立ち上がるための場所です。

もし、
「今の自分のままで、話を聞いてみたい」
そう感じたなら、
それが最初の一歩です。

答えは、急がなくていい。
道は、静かに、ここにあります。

📖 もし今、答えを出す気持ちになれなくても大丈夫です。
同じように迷いながら、この道に触れた人の話や、
入門前によくいただく質問についても、別の記事でお話ししています。