弟子紹介:わずか5カ月で僧侶へ~歯科医として、父として、修行者として~

日常こそ修行――歯科医として、父として、そして僧侶として

夏の陽ざしが降り注ぐ頃、ひとりの弟子が静かに得度を果たしました。
それから五ヶ月。彼は今、「伝法灌頂入壇」という大きな節目を迎えようとしています。

仏道の真のはじまり

伝法灌頂――それは、真言宗における教えと智慧を正式に受け継ぐ儀式であり、
仏道を深く歩むための新たな門出でもあります。

彼がこの道を選んだのは、静かな決意と、真摯な思いからでした。

多忙な日常のなかで

彼は歯科医師として日々多くの患者さまに寄り添い、
確かな技術と、温かい心をもって人々の健康を支えています。
また、家庭では父として、子どもたちとの時間を大切にし、
家族にとっての安らぎであり続けています。

仕事も、家庭も――どちらも決しておろそかにせず、
日々を丁寧に生きるその姿には、深い敬意を覚えます。

仏道への静かな精進

そんな忙しい毎日の中でも、彼は決して修行を忘れませんでした。
朝の勤行、仏教の学び、そして心を整えるひととき――
「今、自分にできること」を大切にしながら、
仏道を一歩一歩、たしかに進まれてきました。

その歩みは決して急がず、無理せず、
まるで、仏さまの教えそのもののように、静かに、穏やかに続いています。

伝法灌頂という節目

来週の灌頂の儀は、彼にとって大切な転機となるでしょう。
仏さまの智慧と慈悲を正式に受け継ぎ、
これからの修行の道が、さらに深まりを増していくのです。

どれほど忙しくとも、どれほど困難な道であっても、
彼はこれからも、真摯な心で仏道を歩んでいくに違いありません。

私たちが学んだこと

この五ヶ月間の彼の歩みは、
「日常そのものが修行である」ということを、私たちに教えてくれました。
特別な場ではなく、ふだんの生活こそが仏道の実践の場である――
それは多くの弟子たちにとって、深い学びとなりました。

敬意と祝福を込めて

彼の努力と心の姿勢に、私たちは心からの敬意を表します。
そして、これから始まる新たな修行の道が、
彼にとってさらなる気づきと、豊かな日々となりますように。

どうか、仏さまのご加護のもと、穏やかな歩みを続けられますように。

合掌
聖徳派

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