マインドフルネスと仏教の関係について

マインドフルネスと仏教の関係について

最近、「マインドフルネス」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
ビジネス界や教育、医療、スポーツなど、さまざまな分野で注目されているこの実践法。
実はそのルーツは、私たちが大切にする「仏教」の中にあります。

「マインドフルネス」とは、今この瞬間に意識を向け、判断せずに気づきを保つことを意味します。

🧘‍♀️ 仏教における「気づき」

仏教では「正念(しょうねん)」という言葉があり、これはマインドフルネスと非常に近い概念です。
「正しい気づき」とも訳され、自分の心の状態や、体の動き、思考や感情に気づきながら、今ここにいることを大切にします。

仏道修行においては、歩く、座る、食べる、唱える、すべての行為を「今この瞬間」に集中し、
そこに尊さを見いだしていきます。これはまさに、マインドフルネスの精神そのものといえるでしょう。

🍃 マインドフルネスの効果と注意点

近年では、ストレス軽減や集中力向上、うつ症状の改善など、科学的にも効果が認められつつあるマインドフルネスですが、
本来それは、ただリラックスするための手段ではなく、「心の修養」「気づきによる変化」のための行です。

仏教におけるマインドフルネスは、自己を清め、苦しみの根源を見つめ、智慧を育むための大切な道標でもあります。

🙏 仏教に立ち返ることで深まる実践

現代のマインドフルネスが広がることはとても良いことですが、
仏教という背景や教えに立ち返ることで、その実践はより深く、よりやさしく、私たちを導いてくれることでしょう。

真言宗 聖徳派 心和寺では、日々の読経や瞑想を通じて「気づき」の習慣を育てていく修行を行っています。
「いま、ここ」にある命のいとおしさを、共に見つめてみませんか。

🌿 修行やマインドフルネスに興味のある方は、お気軽に 真言宗 聖徳派道場 までご相談ください。